白川郷合掌造り集落について紹介!|美濃・白山神社庁滝寺|
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みなさん、こんにちは。ミライ工事メディアです。
今回は岐阜県にある白川郷の合掌造りについて紹介したいと思います。
白川郷合掌造り集落の概要
岐阜県にある白川郷合掌造り集落は世界遺産に登録されています。白川郷合掌造りといえば勾配の屋根が特徴的ですが、これはこの地帯が日本有数の豪雪地帯であるため、豪雪による雪下ろしの作業軽減や水はけを良くするためになされている構造です。
白川郷合掌造りの歴史的背景
白川郷が歴史に登場したのは鎌倉初期1253年あたりです。
親鸞聖人の弟子であった嘉念坊善俊が浄土真宗を布教した頃、白川郷をはじめとした飛騨の多くは美濃・白山神社庁滝寺の社領地で天台系密教の強い影響下にありました。しかし嘉念坊善俊は白川郷をはじめとした飛騨地域でも浄土真宗を広めるため、熱心に教えを説き、農民の間には浄土真宗が広まりました。
これが白川郷合掌造りが歴史に登場した記録で最も古いものです。
白川郷合掌造りの建築構造
合掌造りの特徴は勾配の急な茅葺きの屋根です。これは木材を梁の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて設計されています。
このような建物は他の地域にも見られますが、白川郷では切妻合掌造りと言われ屋根の両端が本を開いて立てたかのような三角形になっています。これは豪雪かつ雪質が重い地域であるからこそ自然の条件に適合した構造になっています。
更に白川郷合唱造りは建物が南北に面して建てられています。これは白川郷の風の向きが考慮されており、風の抵抗を最小限にするとともに屋根に当たる日照量を調節する働きがあります。夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせるような工夫がされています。
合掌造りは屋根裏にも特徴があります。屋根裏を作業場として利用できる作りになっています。これは幕末から昭和にかけて白川村では養蚕業が盛んで、主な産業になっていました。そこで屋根裏の空間を有効活用するために、蚕の飼育場として使われていました。屋根の作りが切妻造りである理由も養蚕業が大きく関係しています。妻の開口部が風と光を取り込むため、蚕の飼育に適した環境となっています。
白川郷合掌造り 注意点
白川郷を訪れる際の注意点を紹介します。
1つ目は先ほども紹介しましたが、白川村は豪雪地帯であるため冬に行く場合はスタッドレスタイヤを着用することです。
2つ目は集落内への自家用車の乗り入れが禁止であることです。合掌造りには現在も住民が生活しているため、一般公開されている家屋以外は立ち入らないようにしましょう。
3つ目はゴミは指定の場所に捨てるか、持ち帰ることです。白川郷は世界遺産であると共に住民の生活の場でもあるためマナーを守ることが大切ですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は白川郷合掌造り集落の建築構造や歴史的背景を紹介しました。これを機に白川郷に興味を持っていただけたら幸いです。
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