【竹山 聖】日本の建築家「竹山聖」について徹底解説!【作品/来歴/著作】
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みなさん、こんにちは。ミライ工事メディアです。
今回は日本の建築家である竹山 聖(たけやま きよし)氏をご紹介します!
来歴
竹山 聖さんは大阪府出身の日本の建築家であり、京都大学名誉教授です。
本名は「たけやま きよし」ですが、本を執筆する際は、「たけやま せい」という筆名を使っています。
1977年に京都大学を卒業し、その後は東京大学大学院に進学しています。大学院では、建築家である「原 広司」さんの下で修士課程・博士課程を修了しています。同級生には日本を代表する建築家「隈 研吾」さんがいたそうです。
大学院在学中に設計組織アモルフを立ち上げ、設計活動を始めています。
1992年からは京都大学の助教授となり、都市発生論について研究していました。
1997年には京都大学を含む京都にある6大学で建築コミュニティである「京都建築大学ネットワーク」を設立し、ワークショップを行っています。
自身の研究室である竹山研究室では、多くの有名建築家を輩出しており、「平田 晃久」さん、「大西 麻貴」さん、「竹口 健太郎」さんなども竹山研究室出身です。
竹山さんの代表作として有名なのは、『瑠璃光院白蓮華堂』、『強羅花壇』、『べにや無何有』などが挙げられます。
ここからは竹山さんの代表作について解説していきます!
代表作品
ここからは竹山聖さんが設計を行っている建築物を簡単にご紹介していきます!
『瑠璃光院白蓮華堂』
まず最初にご紹介するのは、東京都新宿区にある『瑠璃光院白蓮華堂』。読み方は、「るりこういん びゃくれんどう」です。
この瑠璃光院白蓮華堂は永代供養のための納骨堂です。永代供養というのは、家族のような身内がいない人のために、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法のことです。
一般的な納骨堂というと、神社のような場所をイメージするかもしれませんが、この瑠璃光院白蓮華堂は全く違った外見をしています。画像を見ていただくとわかりますが、この建物は世界最大級のホワイトコンクリートを用いられており、建築の歴史に前例がないほど斬新なデザインをしています。
また、主な役割は納骨堂ですが、他にも美術館や音楽ホール、座禅や写経を行うための道場といった施設もあります。そのため、建物全体から芸術作品のような趣が感じられます。
構造面でも非常に安全性に優れており、今後300年以上の超長期間の利用も可能なほど上部に作られており、耐震性も担保されているようです。
納骨堂には見えない、斬新なデザインをしている『瑠璃光院白蓮華堂』。近くを立ち寄った際は、一目見てみるのも良いでしょう。
出典: https://www.misatosekizai.co.jp/tokyo/byakurengedo/
『強羅花壇』
『強羅花壇』は竹山さんが設計を務めた、箱根温泉にある温泉旅館です。
建物は、日本古来の素材を用いながら、現代的表現を併せ持っています。
この旅館では、伝統的な「和」の作法でお客さんたちをもてなしており、プロの料理人が作った、四季折々、旬の素材を巧みな技で調理した本格懐石料理を提供しています。
大浴場、貸切風呂、露天風呂付の客室で、温泉を楽しむことができます。
他にも、館内施設として、スパや温水プール、フィットネスジム、リラクゼーション施設等、充実しており、国内外からとても人気の旅館です。
箱根に旅行の際は、強羅花壇を利用してみるのはいかがですか?
出典: https://www.imabaritowel.jp/imabari_life/interview/imabari_life/interview649
『べにや無何有』
『べにや無何有』は、竹山さんと竹山さんの属する設計組織アモルフが設計した、石川県加賀市山代温泉にある温泉旅館です。
「無何有」は「むかゆう」と読み、古代中国の思想家である荘子が好んだ言葉で、「何の作為もない、ただ自然なこと」という意味を持っています。この言葉の意味通り、旅館に泊まったお客さんには自然と調和した時間を過ごしてほしい、という願いが込められています。
この旅館は計17室で構成されており、和の雰囲気が楽しめる、シンプルで洗練されたインテリアデザインが特徴です。
2023年11月にリニューアルされ、新しい温泉である「玄青 GENSEI」、「薄香USUKŌ」が追加されました。
また館内施設として、芸術家や建築家の作品が展示されているライブラリーもあります。
自然に囲まれながら温泉を楽しみたい方、是非、「べにや無何有」へ行ってみてください!
著作
竹山さんは、自身の建築理論や哲学を、本にして世界に発信していました。
代表作としては以下の作品が挙げられます。
興味のある方は是非一度読んでみてくださいね。
『独身者の住まい』:一人暮らしの概念とその様々な側面を探求した本です。
『ぼんやり空でも眺めてみようか』:自然の美しさとその重要性について考え、その美しさを感じるための瞬間の大切さを説いたエッセイ集です。
『庭/のびやかな建築の思考』:建築と自然の関係性について探求し、美しい空間を創造するためにどのように統合できるかを探求した本です。
『京大建築 学びの革命』:京都大学における建築の歴史と、大学が取り組んだ革新的なアプローチを記録した本です。
まとめ
いかがでしたか?今回は建築家「竹山聖」さんについて解説してみました。
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