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国土交通省が定めるルールにより、工事写真の納品時に電子小黒板を改ざんしていないことを証明しなければなりません。しかし、どのようなソフトを導入すれば改ざんしていないことを証明できるのかわからないという方もいるでしょう。
この記事では、電子小黒板を利用している企業向けに工事写真の改ざんを防ぐ必要性や、今後必要になる改ざん防止対策について解説します。改ざん防止に役立つ便利なアプリも紹介しているので、自社のセキュリティリテラシーを高める参考にしてください。
目次
電子小黒板とは?
電子小黒板とは、以下に示す工事業務において、写真台帳を作成する際に利用する機能のことです。
- 工事進捗状況の写真撮影
- 点検業務の写真撮影
写真の右下に、工事名称や写真の内容などを書き込んだ黒板を掲載するのが一般的であり、写真がいつ撮影されたものなのかわかるようにする目的で利用します。しかし、近年では工事業務の効率化のために、データとして黒板を写真に後付けする電子小黒板が登場しました。
まずは電子小黒板を利用するメリット・デメリットについて解説します。
電子小黒板を利用する3つのメリット
工事業務で電子小黒板を利用するメリットは、次の3つです。
- 黒板を持ち歩く必要がなくなる
- チョークやマーカーで書き換える必要がなくなる
- 黒板の情報入力を分担できる
まず、電子小黒板は写真撮影をするアプリに搭載されているため、今までのように黒板を持ち歩く必要がなくなるほか、チョークやマーカーで書き換える必要がなくなります。
また、撮影したデータをクラウド上に保存すれば、事務所にいる従業員に電子小黒板の入力をお願いできることも魅力のひとつです。「現場で黒板を持ち歩くのが手間に感じる」「1枚の写真撮影に時間を取られすぎる」という場合には、電子小黒板を活用するのが良いでしょう。
電子小黒板を利用する3つのデメリット
写真撮影・台帳作成を効率化できる電子小黒板ですが、以下に示す3つのデメリットがあることに注意してください。
- 操作に慣れるまで時間がかかる場合がある
- デバイスのバッテリーに注意しなければならない
- 継続的なランニングコストがかかる
電子小黒板を初めて導入したときには、初めての機能に戸惑うかもしれません。効率よく撮影作業・台帳作成作業を進めるためにも、現場に導入する前に、一連の流れをリハーサルしておくのが良いでしょう。
また、電子小黒板はアプリを導入しているデバイスに依存します。バッテリーを気にしながら動かなければ、撮影はもちろん電子小黒板機能を利用できないため、予備バッテリーを準備しておきましょう。
もうひとつ、電子小黒板が導入されているアプリの多くは、サブスクリプション形式の有料版として提供されています。なるべく無料版が提供されているアプリを探して使いやすさを確認することはもちろん、継続的に支払えるアプリを選定することが重要です。
電子小黒板で写真を改ざんするリスクとは?
国土交通省は、工事写真の信ぴょう性を高めるために、写真自体の編集を禁止しています。このルールは「デジタル写真管理情報基準」にも記載されており、許可なく工事写真の明るさ・コントラスト・回転・図形挿入といった改ざんをした場合に次のリスクが発生します。
- 是正措置
- 業務停止命令
一時的に業務を受注できなくなる恐れがあることから、決して電子小黒板を含めた工事写真の改ざんをしてはいけません。ただし近年では、SVG形式の工事写真など、撮影した写真・電子小黒板・図形などを分ける方法などが登場しています。
写真自体を改ざんするのではなく、SVG形式など、ルールに定められている方法を利用して納品することをおすすめします。
過去に発生した写真改ざんの事例
建設業界では、過去に次のような写真改ざんの事件が発生しています。
「平成17年11月に工事成績評定を上げる目的で、写真の出来栄えを改ざん」
参考:日経XTECH『改ざんのトラウマ克服に15年超、「工事写真」はこうして解き放たれた』
国土交通省は、上記の改ざんを重大な問題と捉え、早急に「電子媒体に記録された工事写真について」という通達を出しました。現在、写真改ざんのチェックは全国的に浸透しており、防止に向けて発注者全体で取り組まれています。
J-COMSIA認定とは
電子小黒板を含め、写真の改ざんを防止する際には、J-COMSIA認定を受けた製品で工事写真の撮影、台帳の作成をすることが大切です。
J-COMSIA認定とは、以下に示すツールにおいて、正しく信ぴょう性確認機能が実装されているかを示す検定のことを指します。
- 写真撮影アプリ
- 写真管理ソフト
J-COMSIA認定が必要な理由を詳しく見ていきましょう。
納品時には写真改ざんのチェックツール利用が必須に
国土交通省が定めている納品のルールのひとつとして、次の内容がまとめられています。
「納品時に、受注者はチェックシステム(信憑性チェックツール)又はチェックシステム(信憑性チェックツール)を搭載した写真管理ソフトウェアや工事写真ビューアソフトを用いて、小黒板情報電子化写真の信憑性確認を行い、その結果を併せて監督職員へ提出するものとする。」
引用:国土交通省「デジタル工事写真の小黒板情報電子化について」
上記の内容が示す「チェックシステム」は、J-COMSIA認定を受けているソフトのことを指します。工事業務のなかで工事写真台帳を作成する必要がある場合には、必ずJ-COMSIA認定を受けたソフトを選ぶようにしてください。
改ざんチェックツールと信憑性チェックツールの違い
J-COMSIA認定を受けているソフトのなかには、次のような名前で呼ばれているものが提供されています。
- 改ざんチェックツール
- 信憑性チェックツール
基本的に、上記2種類のソフトに違いはありません。どちらも掲載してある工事写真や電子小黒板などが改ざんされていないかをチェックできます。単純に呼び方の違いですので、どちらも類似性の高いソフトだと覚えておきましょう。
ミライ工事アプリはJ-COMSIA認定なので改ざんリスクに備えられる
工事写真の撮影や台帳作成における改ざん防止を証明する「J-COMSIA認定」のソフトをお探しなら、ミライ工事アプリを導入することをおすすめします。ミライ工事アプリは、以下に示す機能が搭載されている工事写真アプリです。
- 写真撮影
- 台帳作成
- テンプレート管理
基本無料から利用できることはもちろん、クラウドを通じて複数人とデータを共有できるのがアプリの特徴です。また、台帳を作成する際にはExcelをベースとしたテンプレート機能を使って、業務ごとに独自のデザインを用意できます。
さらには、電子小黒板機能も搭載されており、安全に工事業務の納品データの作成が可能です。業務における改ざんリスクを無くしたいなら、ぜひミライ工事アプリに触れてみてください。
電子小黒板のセキュリティ要件を満たしているので安心
ミライ工事アプリは、一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会より、J-COMSIA認定を受けているソフトです。改ざんの検知に対応していることから、写真台帳の信憑性を正しく証明できます。
また、SVG形式のレイヤーデータとして、現場写真・電子小黒板・図形などを分けられるのはもちろん、作成した台帳の分類や整理もスピーディーに行えるのが特徴です。国土交通省が定める写真台帳のルールを網羅しているため、セキュリティ面に不安な方でもすぐに業務に適用できます。
ミライ工事アプリはほかにも高いセキュリティ機能に対応
ミライ工事アプリは、J-COMSIA認定を受けている以外にも、複数のセキュリティ機能を有している写真管理アプリです。
社内規定によっては、高セキュリティなソフトしか導入できないという企業も多いため、セキュリティ要件を満たしているかチェックしてみてください。
2段階承認機能
ミライ工事アプリは、ID・パスワード入力だけでなく、メール承認といった2段階承認機能が搭載されています。
ウイルス攻撃の問題やサイバー攻撃のリスクが高まっている現代では、ID・パスワード承認だけでは防ぎきれないことも少なくありません。場合によっては、ID・パスワードが第三者に漏れて、個人情報や業務情報が流出してしまう恐れもあります。
写真管理アプリのなかにはセキュリティ対策が十分ではない製品も見つかるため、2段階承認機能が搭載されたミライ工事アプリを導入してみてください。
クラウド同期オフ機能
ミライ工事アプリには、オンラインに接続しないままアプリを利用できるクラウド同期オフ機能が搭載されています。電波の届かない山奥などでもミライ工事アプリを利用でき、写真撮影や台帳への反映、電子小黒板の記入などもすべて対応が可能です。
また、企業によってはセキュリティの観点からSaaSといったクラウドタイプのアプリ導入がNGだという場合もあるでしょう。対してミライ工事アプリは、オンライン・オフラインを自由に切り替えられます。クラウドを利用せずに機能を使えるため、クラウドNGの企業でも気軽に導入できるのが魅力です。
電子小黒板・写真の改ざんを防止するためにミライ工事アプリを導入しよう
ここまで、電子小黒板を利用するメリット・デメリット、写真台帳を改ざんするリスクについて紹介してきましたが、国土交通省が定めるルールを満たし、セキュリティ対策にも対応できる写真管理アプリをお探しなら「ミライ工事アプリ」をおすすめします。
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ミライ工事アプリは、現場で手軽に工事写真台帳を作成できるアプリケーションです。無料から使うことができ、オンライン環境はもちろん、電波が通じないオフライン環境でも写真撮影や電子小黒板を作成できます。
また、ミライ工事アプリはJ-COMSIA認定を受けていることから、信憑性チェックツールによるデータチェックに対応できます。さらには、レイヤー別に写真・電子小黒板・図形などを分けられるSVG形式にも対応しているため、工事業務の納品にも対応が可能です。
追加費用なしで工事写真台帳の作成を電子化できるため、まずは無料プランから活用してみてください。