スマホの工事写真アプリとデジカメはどちらが工事写真台帳を効率的に作成できるのか?それぞれのメリットを解説!
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昨今では、工事写真の撮影機材はデジタルカメラだけでなくスマホなどの各種スマートデバイスも選択肢の一つとなります。とはいえ、環境が千差万別な現場ではスマートデバイスを安心して利用できるのか、気になります。
この記事では、工事写真の撮影において「デジカメ」と「スマホ」それぞれの利点を説明します。
目次
工事写真の撮影にデジタルカメラをつかう場合の必要性能
工事の現場は常に進みます。状況が変化していくため、並行して記録・報告用の写真を撮影し続けることが求められます。
当然、撮影機材を持ち歩くことが多くなります。
そのような状況で撮影機材の故障は致命的ですので、過酷な現場環境や頻繁な取り扱いに対しても耐久性を発揮する高性能なカメラが必要となります。
現場でも安心して使用するには、以下の性能を指標としてカメラを選ぶ必要があります。
- 防水・防塵性能
- 耐衝撃性
- バッテリー性能
- 広角レンズ
- 操作性や携帯性
必要性能①防水・防塵性能
工事の多くは屋外作業です。突然の雨天時にも対応できるよう高い防水性を備えたカメラが良いことは言うまでもありません。
工事内容によっては粉塵の影響も考えられます。カメラは精密機器にあたるため、一般的には粉塵には非常に弱いです。そのためカメラの外側カバー保護により防塵性能を高めたものが製造されています。
室内作業においても、多様な工事に携わる場合は、防水・防塵機能が備わったカメラである必要があります。
必要性能②耐衝撃性
高所作業の場合、落下による破損を防ぐため耐衝撃性にも目を向けておく必要があります。各カメラの耐衝撃性は「対落下衝撃性」で表されることが多いです。どの高さから落としても破損・故障せずに使用できるかという基準です。
一般的には、高さ2m超の対落下衝撃性を備えているものであれば高性能といえます。この2mが基準になります。
高所でなくとも、例えば、梁下に手を入れて異物を拾ったりと、前かがみになった際にカメラの思わぬ落下が発生します。一定の耐衝撃性は検討しておくことを推奨します。
必要性能③バッテリー性能
多くの方は、カメラの充電を習慣化されています。ただし、工事の状況によっては、気づいた時には充電がピンチになっている、という経験はゼロではありません。
撮影のタイミングで充電が切れてしまう事態は絶対に避けなければいけないため、バッテリーが長持ちするに越したことはありません。
カメラによっては充電方式が複数搭載されており、USB端子で充電できるタイプであればモバイルバッテリーを利用できます。
必要性能③広角レンズ
仮囲いの工事現場では、全景写真など広い範囲が撮影対象となる場合があります。撮影場所が限られる都市部での工事では、カメラの性能として広角レンズを備えていると汎用性が高まります。
広角レンズであれば、人間の目で捉えるよりも広い範囲を撮影することが可能です。通常のレンズと比べても焦点距離が短いため、至近距離から全体をくっきり撮影できる特徴があります。
カメラの「焦点距離」は、短いほど広い範囲を撮影できるため、性能の指標となります。
必要性能④操作性や携帯性
工事現場では、手袋の着用や足場の悪さなど、円滑な撮影を阻む要因が多く存在します。そのため撮影までの操作ステップが短いカメラや、片手でも扱いやすいカメラを選ぶとストレスが少なくなります。
持ち運ぶことも考慮し、カメラの重量も大切です。機材の重さは意外にも負担になります。手元から落とす恐れや作業効率を低下させる要因にもなり得ます。
工事写真の撮影にスマホ「アプリ」をつかう場合のおすすめメリット
工事写真の撮影にデジカメを使う場合、上記5つの性能が備わった高性能なデジカメが必要です。しかしながら、高性能なデジカメを新しく調達するには相当なコストがかかります。そのため手持ちのスマホの工事写真アプリで対応している方が増えてきています。
そして、以下のメリットによりスマホの工事写真アプリでの撮影を続けていらっしゃいます。
- 個人用や会社支給のデバイスがあれば、新たに費用発生がない
- デジカメよりも携帯性が良く、持ち物がひとつ分減る
- 大きな画面と指先操作で誰にでもカンタンに扱える
- 片手で操作できるため細かい箇所に手を入れての撮影にも対応できる
- 専用アプリを用いることで写真管理や台帳作成がその場で行える
このようなポイントから、スマホの方が利便性は高く、作業効率も高くなります。
工事写真の撮影はスマホで工事写真台帳を作れる工事写真アプリがおすすめ
工事写真台帳の撮影におすすめな、スマホで工事写真台帳を作成できる工事写真アプリとして「ミライ工事」アプリを例にご紹介します。
工事写真向けのアプリには以下のような特徴があります。これらの機能によって、工事写真に関わる作業が現場で、片手で完了となります。
- 撮影するだけで自動で写真台帳化
- スマホだけで写真管理や台帳編集、提出が可能
- 複数デバイスから同時編集可能(事務所と協力会社含む)
- デジカメのデータも取り込み可能
さらに、写真を撮影後、ボタン一つで写真台帳を作成できます。
アプリ上で写真台帳に情報入力(写真テキスト)もできます。
電子黒板機能を使えば写真テキストの入力も不要です。電子黒板の内容が自動で写真テキストになるからです。そして、以下でご説明するように台帳作成に関する全ての作業がデバイス一台で可能になります。
また、撮影だけでなく写真管理もアプリ上で簡単に行えます。
写真データは自動でクラウド保存されるため、カメラと違い写真データをその都度パソコンに取り込む作業もなくなります。(「パソコン操作は不要」と説明しましたが、パソコン版もあり、インターネットさえ繋がればインストール不要で使えます。)
現場での空き時間などを使えば、写真を選定して情報入力したり、並び替えたりと台帳作成もその場で完了できる点は、カメラには無い大きな利点です。
工事写真アプリはデジカメの写真データも取り込み可能
デジカメで撮影した写真データもアプリ上に取り込めるため、現場によってはデジカメを使用したいという場合でも、事前に作成した写真台帳の報告書に、写真を取り込むか、差替え撮影することもできます。
まとめ
工事現場によって最適な撮影機材は様々です。この記事で解説をしたポイントを参考にして、ご自身の環境に合った機材や撮影方法を検討していただければ幸いです。
記事の最後にご紹介した「ミライ工事」に関しては、以下のリンクより詳細を確認いただけますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。