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<個人情報苦情及び相談窓口>
株式会社ミライ工事
個人情報保護管理者: 神山
苦情及び相談窓口責任者 神山
〒153-0043 東京都目黒区東山3-16-19
TEL :03-3714-3355
メール:help@miraikoji.com
(受付時間 月曜日~金曜日 祝祭日を除く 9時~17時)
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目次
まず、貴社の事業について教えてください。
株式会社鳶浩(とびひろ)工業は、一貫施工を行っている解体業の会社です。
同業他社と違う点としては、構造計算や3D図面を取り入れたり、様々な最新技術を導入して、安全で中身も分かりやすい解体を手がけていることです。
大手ゼネコンさんと施工計画のやり取りの中で、より一層分かりやすく伝えるために3D図面という選択肢に行きつきました。3Dの施工計画を作り始めてから8~9年ほど経つので、まだBIMなどの言葉が世の中に出てきていない頃から先立って取り組んできました。
貴社の強みを教えてください。
3D技術もそうですが、様々な最新技術を取り入れている点が強みと考えています。例えば「HoloLens」というAR(拡張現実)デバイスを使って、建物の3Dモデルを目の前に立体的かつ簡単に具現化して、お客様にプレゼンします。
このホロレンズによる3Dモデルの具現化を解体業で始めたのは、おそらく当社が日本で1番か2番です。ちなみに最近VRデバイスも購入したのでそっちも対応できます。
解体工事をパッケージ化して提供している点も特徴の一つです。
通常だと、解体工事は計画する会社やコンサル会社など複数の会社とのやり取りや契約が必要になることが多くあります。そういった煩わしさを解消できれば、という思いで当社では施工計画をはじとする諸々の資料作成、諸官庁への申請、解体工事までをパッケージ化し、お客様のリクエストにワンストップで対応できるようにしています。
また、解体材の飛散防止を目的とした「Cage System」という鳥かご養生を開発しました。これは、解体工事で発生する廃材の破片が足場の外に飛んでしまうことを防ぐための養生です。
例えば、鉄骨を撤去する際に、取り方によってはハイテンションボルトが切れる場合があります。下手をするとボルトが数百メートルぐらい飛んでしまいます。
それが人に当たりでもしたら大事故につながります。そういった事態を未然に防げる様に、様々な現場でお使いいただける仕様で開発しました。
これまで写真報告書はどのように作成されていましたか。
以前は、撮影する際に手持ちタイプの黒板を利用していました。いわゆる自撮り棒みたい形のものです。
こういった実物の黒板を使用する場合、ピントが合わないなどの問題が多々ありました。黒板にピントを合わせると背景にある被写体が映らない、背景に合わせると黒板が映らないというジレンマに何度も悩まされ、どこかで妥協せざるを得ないものでした。
※以前利用していた手持ちのホワイトボード
黒板ではなく、手持ちのホワイトボードを使う場合は太陽光の反射で文字が読めないこともあります。また、水性ペンを使うために雨天時はなかなか大変です。ワンショット目にミスをすると、表面が濡れてしまい書けなくなってしまいます。
実物の黒板などで文字がぼやけてしまっている場合は仕方なく、写真はそのままExcelに貼り付け、文字を解読してExcel上に手打ち入力するなどの対応をしていました。これは非常に手間で煩わしいと感じていました。
「ミライ工事」のどこに魅力を感じましたか。
当社での「ミライ工事」使用歴はけっこう長いです。まず、無料でも使えるという点がきっかけでした。
法人契約では社員で共同作業ができるので、この部分は実際に使ってみて非常に便利なポイントと感じています。
例えば担当が何かしらの事情で現場を外れる際に、法人契約版であれば別の社員でも同じ写真台帳データにて写真撮影や入力を引き継げます。地味ながらとても役立つ機能です。台帳作成のためだけに特定の人間が現場に這ってでも行かなければいけないという事態を防げます。
ミライ工事の写真台帳あたりの推奨枚数は200枚となっていますが、実際にはもっと多く撮影可能な点も助かっています。だいたい月に400枚程度で、現場あたりだと平均して1200枚ほど撮影することがほとんどです。
お客様に「確認のため〇〇の写真を見たい」などと言われたときにしっかり対応できるように写真を多く残すようにしています。
この対応がお客さんに喜ばれている一つのポイントでもあるので、「ミライ工事」の写真枚数容量は非常にマッチしています。しかもアプリで大量の写真を管理しているので、管理する手間が省けています。
「ミライ工事」の導入によってどのくらい改善効果がありましたか。
導入による時間短縮は計り知れないものがあると思います。時間だけではなく、派生効果も大きいと感じています。
例えば、現場で写真を撮って「月末に締めた報告書をください」と言われる場合があります。1カ月分のものをまとめようとすると、それだけで2~3日潰れてしまいます。
この作業の時間短縮は改善効果としてもちろん、それ以上にお客様から要望を受けてすぐにその日の分まで全部出せるというスピード感に大きなメリットを感じています。これはお客さまに対する圧倒的な品質向上になります。
デジカメや写真を撮影するだけのアプリだと、その後パソコンに取り込むため、整理する作業が発生します。写真の選別にもかなりの手間がかかります。そうなると、台帳一つの作成に最低10分~20分はかかってしまうものです。
他のツールもある中で「ミライ工事」を選んだ理由は何でしょうか。
やっぱり、まず一番最初は無料という点でした。
当時のアプリは、黒板のレイアウト変更まで行えるものはほとんどが有料でした。例えば測点のような不要な項目があった場合に、それを削除するだけでも有料です。仕方がなく一番最初は有料のものを使っていました。
その後、ミライ工事に移行しました。無料版でもある程度の編集が可能で、撮った写真が台帳になるという点にすごく惹かれました。そこからはもうミライ工事だけを使っていて、他は一切触れていません。
当時は色々情報を仕入れていて、パソコンだけでしか使えないものであったり、インターフェースが分かりづらいもの、さらにはサーバーごと全部買う必要があり導入費用のかさむものなどありました。しかしどれも利便性とコストでバランスが取れていない印象でした。
解体業者としては、「ミライ工事」の写真台帳にのみ特化した独立性も気に入っています。
写真台帳の機能に請求や見積りなどが紐づくタイプのアプリも試しましたが、やることが多くなり扱いにくく感じます。何か一つの操作をしようとすると、特定の箇所が考慮して動かせなくなったりなどの面倒が発生します。
写真を選ぶ際に他のことを考えずに、写真報告書という観点のみで写真を選んで編集・出力ができる分かりやすさが、当社としてはお気に入りポイントです。
他にも、スクロールするだけで全て写真を見れる形式も嬉しいです。日付などでフォルダに切り分けされていると、写真を選ぶだけでも大変です。毎回フォルダをクリックして、中を見て、表示拡大して…という操作を繰り返すことになります。それだけで手間です。
現場に入っていた人間であれは、写真を見ればいつぐらいの工事なのかは分かりますので、結果的に写真がまとめてスクロールで見れる形式が一番良いと思います。このあたりの感想は解体業特有のものかもしれません。
何か「ミライ工事」への要望はありますか。
要望とすると、台帳を印刷した際に反映される日付の昇順で並ぶ形式とは別に、アプリ内で見るように日付の降順に写真が表示されると、管理する側としては使い勝手が良いかもしれません。
前日の作業を確認するときに写真枚数がどうしても多く、スクロールするのがモバイル端末だと手間に感じることがあります。
他には、モバイルアプリで写真台帳をPDF出力する前の段階でも、アプリを使っていない人に閲覧のみのURLを共有できると嬉しいですね。そうなれば全ての操作がモバイルで完結するので、「いつでも見てください」とお客様にURLを公開するのが、より簡単になります。
最後に、貴社の今後の展望や建設業界に対する想いをお聞かせください。
この業界は正直、他業種と比べてIT化はまだまだです。にも関わらず、デジタルトランスフォーメーションという言葉はさかんに飛び交うようになっています。
まず地に足をつけて目の前のIT化を完結させてから、大きなデジタルトランスフォーメーションに進みましょう、という点は強く言っていきたいです。
例えば、「ミライ工事」を使って台帳をPDF化してメール送信する。実際これで対応としては十分なはずです。しかしながら、未だに「印刷して持ってきて欲しい」というリクエストは多く存在しています。いうなれば「人の意識」の問題と考えます。
現場はまだまだ書類文化です。リスクアセスメントやKY、新規入場者教育などは全部紙ベースです。全部フォルダリングして現場に1冊、事務所に1冊保管というスタイルが続いています。
書類をパソコンで作成・管理すれば「デジタル」と感じてしまっている人が多いのかもしれません。手で書いたものをタイピング入力する場合はタイプミスの可能性も多くなります。
また、全部デジタル化すると言われて、請求書はブラウザで作りつつもそれをExcelやPDFにしてメールで送り、その上でさらに印刷をして郵送してほしい、とリクエストを受けることもあります。これはデジタルとアナログの融合ではなくて、デジタルとアナログどちらも運用するということで、仕事量が増えてしまっています。
IT化の本質の一つは「便利になること」であるはずなので、このあたりの業界の慣習や考え方は変わっていくべきですし、当社が少しでも働きかけていきたいと考えています。