Media

ミライ工事メディア

古代ローマ建築 | 現代にも残る美しい建築 ~3選~ (アトリウム・コロッセオ・パンテオン)

この記事をシェアする

こんにちは!ミライ工事メディアです。

今回は古代ローマ建築についてご紹介します。

古代ローマ建築①アトリウム

現代でも使われているアトリウムという言葉は、一般的に外光が差す、天井が吹き抜けになっている空間のことをいいます。

その特徴から、アトリウムを取り入れている建物はおしゃれに見えたり、開放感あるものに見えます。

多くはホテルやマンション、商業施設のエントランスにあります。

アトリウムの起源は今から約2000年前に遡り、古代ローマから始まります。

古代ローマ人はドムスと呼ばれる住宅を作り、アトリウムはその中にありました。

ドムスは玄関、アトリウム、客人をもてなす主人の部屋であるタブリヌム、中庭を取り囲む柱でできたペリスティリウムが一直線上に配置される構成となっています。、

アトリウムはどの家庭にもあり当時の暮らしに取り入れられていたと考えられています。

古代ローマのアトリウムの特徴①

当時作られていたアトリウムは中央に水槽(impluvium)があり、天井部分に天窓(compluvium)がありました。

天井部分が吹き抜けになっている構造は今と変わらないですが、水槽があった理由には古代ローマ人の生活に関係があります。

古代ローマ時代では、都市に公共建築や浴場があり、水が引かれていました。一方、公共整備がされていない地域など、水が十分に行き届かない家庭もあり、そこでは雨水を生活用水として利用していました。そのため雨水を溜めるために水槽が設けられていました。

古代ローマのアトリウムの特徴②

アトリウムには椅子や調度品が置かれ、壁には人間の生活、植物や建築など、芸術的に優れた絵が描かれていました。特に壁画は古代ローマの時代ごとに異なる特徴を持っていたことから、後にポンペイ四様式と呼ばれています。

また、アトリウムは人が多く集う空間であったと言われています。主人が客人を呼び、会合を開いていました。

 

古代ローマ建築②コロッセオ

次に紹介するものは、現在世界遺産に登録されており、観客を約5万人以上収容可能な円形の闘技場であるコロッセオです。石造りの4階建てのアーチ構造となっています。闘技場であるため古代ローマ時代では剣闘士同士や猛獣との試合、公開処刑などが行われており、見世物として観客に提供されていました。

古代ローマ建築物コロッセオの特徴①

コロッセオは階層ごとに柱頭の見た目が異なっています。1階はドリス式、2階はイオニア式、3階はコリント式となっています。

ドリス式は丸い部分の上に正方形の板が載ったシンプルな形をしています。イオニア式は柱頭の両脇に渦が巻いており、軽快な印象をもたらします。コリント式はアカンサスという葉をモデルにした飾りが柱頭にあり、3つの中では一番補足、優美な印象をもたらします。

古代ローマ建築物コロッセオの特徴②

コロッセオは地下空間があり、古代ローマではステージで行われている闘技の舞台裏として利用されていました。現代は1階の床が失われているため外から見ることが可能でしたが、立ち入り禁止の状態でした。しかし2021年6月に修復が発表され、現在は入れるようになったため、地下空間も観光スポットとしてもおすすめです。

コロッセオの内部

 

👇コロッセオはこちらの記事で詳しく解説しています👇

 

古代ローマ建築③パンテオン

最後に紹介する建築はパンテオンです。ローマ市内のマルス広場に建設された神殿であり、古代ローマは多神教であったため、様々な種類の神や宗派の壁を越えて全ての神を祀るために建てられた神殿となります。「パン」は「全ての」、「テオン」は「神々」を意味することから、神殿の名前にも意味が込められています。

古代ローマ建築物パンテオンの特徴①

これまでローマの建築物は石で作られていましたが、パンテオンは「ローマンコンクリート」と呼ばれるローマ式のコンクリートで作られています。火山性の土に石灰や割石、レンガ、水などを混ぜて作られたものとなります。コンクリートは石に比べて形態の自由度が高く、また、当時発展していた技術であるアーチ構造と融合することで頑丈なドームを作ることができました。そのお陰もあり、再建もされていますが、2000年以上現存している建築物となります。

古代ローマ建築物パンテオンの特徴②

パンテオンは一列8本からなる巨大な柱で構成されている正面入り口、中に入るとドーム構造の建物となっております。柱は1本約14mであり、ビルの4階程度の高さを持ちます。そのため、近くで見ると非常に大きく感じます。ドームの中は天井の中心に穴があり外の光が入る仕組みになっています。ドーム面積も広いため開放感があり、壮大な光景に目を奪われると思います。

👇パンテオンはこちらの記事で詳しく解説しています👇

 

まとめ

今回はローマが起源の建築物、古くからありローマに現存する建築物について紹介しました。

観光スポットとしても有名な場所であるため、旅行した際には訪れることをオススメします。

ミライ工事メディアでは国内外の素晴らしい建築物や建築の豆知識についてまとめています。

気になったら他の記事も見てみてくださいね!

またミライ工事は工事写真アプリを手掛ける会社です!

こちらも気になればダウンロードしてみてください!

この記事をシェアする

工事写真台帳アプリならミライ工事へ

モバイル×クラウドで完結

「ミライ工事」は、工事写真台帳を作成するための電子黒板付きアプリです。

撮影〜台帳を印刷するまで、スマホのボタン一つの操作のみ。

クラウドサービスなので、写真データの受渡しは不要で
異なるスマホ、タブレット、パソコンから同一の写真データを編集できます。
複数人での同時編集により、報告書作成までの作業時間が短縮され、
リアルタイムでの進捗確認が可能になります。

スマホでそのままPDF出力し、台帳の仕上がりもすぐに確認。
そのままお客様にもスマホからデータを共有できます。

台帳のエクセルでの出力もパソコン(WEB版)から可能です。

OK

オフラインモードへの自動切替で、
いつでもどこでも現場写真を撮影可能に!

また、クラウド同期オフモードでは、電波の強弱によらず写真報告書を編集できます。

自動アップロードのオン/オフを活用すれば通信量を節約。Wifi環境でのみ写真をアップロードする運用です。

OK

事務作業の手間をもっと効率化

テンプレート台帳機能を使えば、あらかじめ入力したテキスト内容が、
撮影時の電子小黒板に自動的に反映され、現場での黒板準備に要する手間や時間が削減されます。

これにより、写真台帳を作成するうえで担当者にかかるストレスを大きく削減します。
特に撮影から台帳作成まで2名以上が携わる運用で大きな効果を発揮します。

手順としては台帳のテンプレートを作成して、台帳新規作成時にコピーできます。
台帳の文章が電子黒板に反映され、現場では写真の差し替え撮影だけで済みます。

OK