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コロッセオ | 殺し合いの残忍な歴史と古代ローマ建築に残るその戦い手ががりに迫る 【世界遺産・構造・歴史】

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こんにちは。ミライ工事メディアです。

今回は古代ローマ建築の中でも名高いコロッセオの “今も建ち続けているその構造” “その建築に格差れた残忍な殺し合いの歴史” についてまとめていきます。

コロッセオ

 

イタリア ローマにある、巨大施設 “コロッセオ”

コロッセオとは、ウェスパシアヌス帝とティトゥス帝によって、西暦80年に建てられたイタリア・ローマの円方闘技場です。
約50000人を収納可能で規模としては野球ドームなどとに近い当時では巨大な施設です。

コロッセオは、建設当時の正式名は “フラウィウス円型闘技” と呼ばれていました。
ですが、皇帝ネロの巨像(コロッスス)が側にあったため、コロッセオと呼ばれるようになったともいわれています。

この”巨大な建物 コロッセオ”はなんのために建てられたんでしょうか?

次はその理由と歴史について触れていきます。

 

コロッセオが建てられた目的 ~2選~ (処刑場・殺し合い)

コロッセオには、今はその面影もありませんが、残忍な目的がありました。

その目的とは、“殺し合い” “処刑場” です。

殺し合いが行われていた 娯楽としての闘技場

コロッセオは、多くの剣闘士たちが猛獣と戦い、市民を喜ばせるような娯楽施設として建てらせました。

このコロッセオは、コロッセオを立てたティトゥス帝の 市民に対する施策 “パンとサーカス” のうちの “サーカス(娯楽)” の一環で建てられました。ティトゥス帝は、市民に娯楽を提供することで、人気を取るために行ったと考えられます。

コロッセオで催された娯楽としては、“殺し合い”という名の競技があり、出場していたのは人や猛獣です。今で言うと皆さんがスポーツ観戦に行くのと同じような感じだと思いますが、全く想像がつきません。

競技に出場する剣闘士は、奴隷や戦争で捕虜になった人などが多かったそうです。その中の一部に、女性や自分から腕試しとして志願して、剣闘士になった人など様々な人がいました。
剣闘士として出場するまでは訓練もあったそうで相当酷なものだったと言われています。今で言うと考えられないですね。

ティトゥス帝

ティトゥス帝 ©︎ wikipedia.org

 

罪人の処刑場

コロッセオは罪人の処刑場としても利用されてきました。

昔は、ローマ以外でも処刑が娯楽とされた時代があり、日本を含む世界各国にもそのような風習があったと言われています。

現代の発想ではこれも全く考えられない事実だと思います。

コロッセオの内部

コロッセオの内部

 

この後はコロッセオの構造や見どころについて触れてきます。

 

コロッセオの構造

コロッセオの正式名称は “フラウィウス円型闘技” ですが、実は “円形” ではなく正確には “楕円形” でした。

 面積についてですが、円形の長軸は、187.mで 短軸は、115.6mでした。
さらに高さは48m と高いです。
これらの大きさは現在の パナソニックスタジアムと同等の大きさです。

このようなコロッセオはどのような構造を持ってして、この巨大な建物を支えていたのでしょうか?

 

コロッセオの3層の柱

コロッセオの3層の柱はこのように構成されています。

1番下の層は ドーリス式 の柱。
真ん中の層は イオニア式 の柱。
1番上の層は コリント式 の柱。

コロッセオの柱

コロッセオの柱

 

これらの柱の様式は古代ギリシャ建築における “オーダー” と言われる、円柱と梁の構成法のうちの3種類である。
他にも、トスカナ式やコンポジット式などがある。

ドリス式は丸い部分の上に正方形の板が載ったシンプルな形をしています。
イオニア式は柱頭の両脇に渦が巻いており、軽快な印象をもたらします。
コリント式はアカンサスという葉をモデルにした飾りが柱頭にあり、3つの中では一番補足、優美な印象をもたらします。

 

©Shogakukan

 

さらにそれらの柱の間にはアーチ構造が入るような構造になっています。
間に入れることによって上からの負荷に耐えられるような構造になっています。

コロッセオアーチ構造

 

日除け用の240本もの木製ポール

さらに日差しを防ぐためにころっせの最上部の縁には、日除けのための布を張るロープを支えた木製ポールが240本も立てられていたと言われています。

このように天井から細長布が数十枚中央にかけて貼られていたとされています。

 

次にコロッセオの見どころについて解説していきます。

 

コロッセオおすすめスポット

コロッセオおすすめスポット① -客席から全体を一望-

コロッセオは客席にも行くことができ、コロッセオ全体を一望することができます。

コロッセオの内部

 

ちなみに、1階の観客席には貴族階級、2階には騎士、3階には一般市民、最上階には市民権を持たない奴隷や女性の客席がありました。

さらに客席ではこんな工夫もされていました。
最上階への階段はわざと狭く造られていて、最上階の人の退場を遅くさせています。
こうすることにより、階級が高い人がスムーズに退場できるような構造になっていたそうです。

 

コロッセオおすすめスポット② -地下空間-

コロッセオの舞台下には地下空間があります。
ステージで行われている闘技の舞台裏として利用され、剣闘士の控室や闘技のための猛獣もここで居させたとされています!

現代は1階の床が失われているため外から見ることが可能でしたが、立ち入り禁止の状態でした。
しかし2021年6月に修復が発表され、現在は入れるようになったため、地下空間も観光スポットとしてもおすすめです。

 

コロッセオ 地下空間

コロッセオ 地下空間

 

まとめ

今回は古くからありローマに現存する建築物 “コロッセオ” について紹介しました。

観光スポットとしても有名な場所であるため、旅行した際には訪れることをオススメします。

 

ミライ工事メディアでは国内外の素晴らしい建築物や建築の豆知識についてまとめています。

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