五重塔はなぜ五重?建てられた理由について【法隆寺が倒れない理由|誰が建てた?】
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こんにちは!ミライ工事メディアです。
今回は五重塔について紹介します。
目次
五重塔とは
五重塔は仏塔です。仏塔とは、釈迦の遺体や遺骨を安置した仏教建築のことをいいます。
サンスクリット語から、「ストゥーパ」と呼ばれることもあります。
死者を弔うために建てられた塔なのですね。
日本では古来から仏教が広く伝わっているため、全国各地に仏塔が建てられています。
五重塔はなぜ五重?
五重塔が五重である理由は、五大思想を示しているためです。
仏教における五大思想は「宇宙は地、水、火、風、空の五つの要素から構成されている」とする考え方です。
そのため五重塔の屋根は下から地、水、火、風、空を表し、仏教の宇宙観を示しています。
また、ストゥーパは中国を経由し日本に伝播しました。
日本に多くある仏塔が五重塔ですが、他の種類には三重塔、七重塔などがあります。
いわゆる多重塔には三、五、七、九、十三と奇数であるものが多いです。
奇数は縁起の良いものであると考えられてきたことが分かります。
五重塔は重要文化財が多い
五重塔は古くからあるものや日本の歴史と関わりが深いものが多いため、重要文化財に指定されているものが多いです。
重要文化財に指定されている五重塔は以下の塔が例に挙げられます。
・最勝院(青森県弘前市)
・日光東照宮(栃木県日光市)
・法華経寺(千葉県市川市)
・仁和寺(京都府京都市)
また、五重塔は重要文化財の中でも国宝に指定されている塔があります。
奈良や京都にある塔が多くあります。
国宝に指定されている五重塔は以下の塔が例に挙げられます。
・法隆寺(奈良県生駒郡斑鳩町)
・興福寺(奈良県奈良市)
・醍醐寺(京都府京都市)
・羽黒山(山形県鶴岡市)
法隆寺はなぜ倒れない?
五重塔の中でも奈良県にある法隆寺は「日本最古の木造建築」として有名です。
なんと1300年以上倒壊した歴史がありません。
日本は地形の性質上地震国であり、近年だけでなく歴史を見ても地震による建物の倒壊・被害は多くあります。
それにもかかわらず1000年以上も倒壊しない建物は世界的に見ても希少といえるのではないでしょうか。
法隆寺をはじめ、五重塔はなぜ災害に強かったのか、考えられている理由を挙げます。
五重塔は柔構造である
五重塔が耐震性に優れている要素の一つに「柔構造」が挙げられます。
柔構造は、地震の力を吸収することで弱めるような構造のことをいいます。
柱など、木材の接合部に余裕を持たせる等することで建物の振動周期を長くします。
振動周期が長ければ建物は大きくゆっくり揺れるため地震の力を抑えられ、倒壊を防ぎます。
五重塔は心柱を持っている
法隆寺の五重塔は心柱(しんばしら)を内部に持っています。
心柱は中心を通っている一本の柱であり、この柱が制震効果を持っています。
地震により塔が右に傾こうとすれば心柱は左に動き、塔が左に傾こうとすれば心柱は右に動くことで揺れの力を相殺し、内部から制震作用を働かせています。
法隆寺は誰が建設した?
法隆寺は607年に推古天皇と聖徳太子によって建設されたと言われています。
聖徳太子は冠位十二階の制度や憲法十七条を定めた人物として有名です。
また、同時に十人の話を聞き分けたとされる伝説があります。
推古天皇は日本初の女性天皇と伝えられており、小野妹子を遣隋使として隋に派遣しました。
両者とも日本の文化の基盤を築き上げた人物であります。
五重塔の建築技術は現代でも使われている!
五重塔の地震に強い建築技術は現代でも使われています。
振動周期は建物の高さにも比例して長くなるため、柔構造は高層ビルなどに採用されています。
また、心柱を持っている建物には日本一の高さを持つ東京スカイツリーが挙げられます。
スカイツリーは内部に筒状の心柱を持ち、地震で倒壊しないような建物になっています。
まとめ
今回は五重塔についてまとめました。
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